ユダヤの民話 「木のスプーン」

中村

 

 

です。

 

 

ユダヤのちょっと考えさせられる民話をご紹介します。

どうぞ、じっくりとお読みくださいね。

 

昔、あるところにおじいさんと娘夫婦、孫の4人で暮らしていました。

おじいさんは、年々歳をとって身体が不自由になり言語障害も出てきました。

食事を取るたびに皿を落としてしまいました。

皿はガチャーンと大きな音を立てて割れてしまいます。

スプーンも後を追いかけてガチャーンと鳴ってしまいます。

 

娘が怒って、「おじいちゃん、何枚お皿を割ったら気が済むの?

スプーンは割れないけど、大きな音をたてるからやかましい」と。

それでも、体の不自由なおじいちゃんはまたまたスプーンを落とし

皿を落として割ってしまいます。

娘は、もう我慢できなくなってしまい、おじいちゃんのお皿とスプーンを

木製にかえてしまいます。

もう落としてもガタンというだけでさほどやかましくはないけれど、

木の皿とスプーンでは食事が美味しくありません。

でもおじいさんは我慢して木の皿とスプーンを使い続けました。

 

数年後、おじいさんは亡くなりました。

娘は「やれやれ」といって、気のスプーンと皿をゴミ箱に捨てました。

その翌日、おじいさんの孫がゴミ箱からそれを拾ってきて

洗って食器棚に戻しました。

お母さんが「おじいちゃんは死んだのよ。もう木のスプーンも皿もいらないのよ。捨てなさい」

といいました。

すると子供が答えました。

「ここにしまっておくよ。いつかお母さんやお父さんが、死んだおじいちゃんのように歳とって

お皿を割るようになったとき、またいるでしょ」と。

 

 

とても考えられるお話だと思いませんか?

自分も確実に歳は取ります。

自分のしていることが巡り巡って

また、自分に返ってきますよね。

相手の立場に立って行動することの大切さを実感しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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